抱き合って口付ける。
頬、こめかみ、耳朶、
顎を甘噛みして…
「…なにかあった?」
「すこし、疲れて…」
髪に指をからめ深く抱きしめる。
誰かに必要とされるのは心地良い。
それが自分より地位も能力も優る人ならなおさら…
「キスして欲しいですか?副部長」
こんな時にそんな言い方しないでという顔をしながらも
素直に頷く。俺から目を離さない。
唇にキスしかけて、頬にした。
足音が聞える…。こっちにくる。
「キスは…?」
「後でね。静かにし…」
いかん、ドアが、下20cmくらい開いてる。
2人で入ってるのバレバレだっ。
急いで出る
足を隠す