個室21:00
抱き合って口付ける。

頬、こめかみ、耳朶、

顎を甘噛みして…

「…なにかあった?」

「すこし、疲れて…」

髪に指をからめ深く抱きしめる。

誰かに必要とされるのは心地良い。
それが自分より地位も能力も優る人ならなおさら…

「キスして欲しいですか?副部長」

こんな時にそんな言い方しないでという顔をしながらも
素直に頷く。俺から目を離さない。

唇にキスしかけて、頬にした。
足音が聞える…。こっちにくる。

「キスは…?」

「後でね。静かにし…」

いかん、ドアが、下20cmくらい開いてる。
2人で入ってるのバレバレだっ。



        急いで出る


         足を隠す