泳ぎたいんだけど、どこで泳げばいいのかわかんない。
「そんな事だろうと思ったぜ」
「えへ…」
僕は笑ってごまかした。
するとなんと勇士も僕に笑いかけてくれた。…というか呆れて笑っただけかもね。
「しょうがねえなあお前」
「ごめんね…」
「おい、そんな事言ってねえって。いつ泳ぎ行く?今からか?」
「うん、今からがいい。」
「じゃ、水着持って学校集合。いいな?」
「はいっ」
「よし」
勇士は適当に見たテレビ雑誌がおもしろかったらしくてそれを買った。
ついでに半分に割れるソーダアイスを買って、半分の一個を僕にくれた。
冷たいアイスを口にくわえて、僕は自宅に自転車を走らせた。
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