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「かっこいいなぁと思って…」
「はは…」

「どうして笑うんですか?」
「だって、君は私を何も知らないだろ。かっこよくなんかないから、笑ったのさ」
「それは…」
「君の事を笑ったのではなく、自分の事を笑っただけだ。誤解させたのなら、すまなかった」

彼はそう言って僕の向いのソファーから立ち、壁際の机、カメラのところに歩いていった。

その背中は僕を拒絶している。

僕は…

      そっと部屋を後にした。

      その背中を抱きしめた。