「僕も撮ってほしいです」

僕は気軽に、社交辞令を言うようにそう言った。
だが意外にも彼は頷いた。

「かまわないが、私はヌードしか撮らないよ」

「…ヌードって裸ですよね?」

「そうだ。一糸纏わぬ全裸の事だが、どうする?」

どうしよう…


         撮ってください。

         やめときます…。