「プール行こう!」と僕が言うと
「プールねえ」と勇士は面倒そうに答えた。

「だってこんなに良い天気なんだよ」
僕が言うと勇士も外を見た。

真っ青な空にむくむくした夏の白い雲が浮かんでる。
強い陽射しにくっきりとした影を落す樹木。
コンビニの駐車場に落ちた缶が太陽を反射して光ってた。

「…外、出たくねえな」
「そんなあー」
「プールってのはいいかもな」
「そうでしょー行こうよ行こうよーっ」
「…ガキ」
「え?なんか言った?」
「いーや、なにも。プールってお前、アテはあるのかよ」
アテ?えーっと…


         勇士にお任せ 

         プール券を持っている
         (今までの分岐で手に入れている場合のみ)